統べよ、トライアンフ!です!
皆さんどうもお疲れハイホー!
夢バイク納車で未だニヤケヅラのーWeekEndRiderです!
はぁ〜美しいですスラクストン様!
もうすっかりトラ教徒、英国面へ堕ちてしまいました。
今回はそんな新たなる相棒スラクストンRSをファーストインプレッションとは"名ばかりな"自慢に付き合って頂ければ…(笑)
…to night!
自慢(インプレ)
私が今回迎えた相棒は2020年式、スラクストンRS
Rからモデルチェンジを行い進化を遂げた"お年頃"の男性なら誰もが歓喜する称号"RS"が奢られた。
最上位モデルだ。
そして元祖にして御家元、トライアンフが世に送り出す本格カフェレーサー
この傑作を見てくれ!
伝統と誇り高き1200ccボンネビルバーチカルツインエンジン。最高出力105馬力にして4.850rpmで最大トルク112Nmを発生させる…
と書いてもなんのことやら?とお思いのあなたにも分かりやすく一言でいうと…
トルクの暴力!
アクセルを捻るとまるで重力から開放されたが如く怒涛の加速をする。それも留まることを知らずに。
その加速に顔面の皮は剥がれ、眼球は後頭部にまで引っ込んでしまった。
そしてエキゾーストノートもまた刺激的だ。
いままで聞いてきた音の中でもっと"ソウルフル"な響きだ。
3.000rpmでは"チューバの4重奏"そして4.000rpmからは…雄牛が絶頂に達したかの如く吠える。そして再びアクセルを戻すとゴロゴロと小気味いいノイズが響いてくる。シフトダウンが待ち遠しくなる…
ー1960年代のサウンドだー
言っておきますが、
決して遅いバイクではありません。
パワーウェイトレシオは2.0kg/psという数値を叩き出し時速100km/hまで4秒足らずで到達します。
そしてこの装備を見れば、山道でもライダーに"笑顔"をもたらしてくれることを、
SHOWAのBPFに、
ブレーキはブレンボM50。
そしてリアサスペンションは誰もが恋焦がれる。
ÖHLINSショック:D
105psを路面に伝えるタイヤはメッツラー レーステック。
この装備のお陰かワインディングでも昇天することなく走り抜けることが出来ます。
ワインディングでもトルクの暴力を遺憾無く発揮し乗り手を恐怖させる、崖から落ちる程の加速力でCBRよりもよりアクセルワークに気を遣う。なにより前輪がグイグイ切り込んで行くのでバンク中のあのゾクゾク感が腕に伝わる。前輪の存在感が伝わってくる!
これだけ聞けばこのバイクが決して古き良き時代を振り返ることだけに重きを置いていないと分かる筈でしょう。
カフェレーサーたるもの、装備品はSSバイクと同等でなくはいけない。形だけを真似ても駄目なのだと…
こんなバイクに乗っていて"物足りない"だなんて思うはずがない?少なくとも"走り"に関してなら…
ーこれほどうるさくて凶暴なバイクなら"修道士のモモヒキ"ばりの豪華さでしょうか?ー
日本メーカーではそのバイクのコンセプトたる部分には莫大な費用を掛け、コストカット出来る所は徹底的にやる。そして偉大なアレやコレの名車が誕生してきましたが、
一方で結果的にチープな部分がどうしても目に付いてしまい。あーでもないこーでもないと言った議論が新車発表で必ずが巻き起こります。
果たしてそれはスラクストンにも言えることでしょうか…?
嬉しいことに答えはノー。
"彼ら"は妥協せじ
ここまで聞いて本物のスラクストンの面影はないんじゃないかと心配されそうですが、
そこはブリティッシュクオリティ。妥協点やコストカットは一切ありません。エクステリアはさらに凝っています。
きっと1億回見ても飽きないバフ掛けされた美しいトップブリッジ(これはモデルによってなかったり…)にアナログタコ&スピードメーター、縁取りのメッキもまた見惚れる美しさ。
このメーターが私の心、そして視界までも奪う…トンネルの照明、木漏れ日の反射、メーターの針もまたワザとなのか"カッチリ"している訳ではなく、些細な振動で小刻みに震える。走っている時は8割方メーターを注視してしまっている。
その結果、不動のキツネにおしゃかにされかけた訳ですが…
キャブレターに見立てたフューエルインジェクターの刻印や、
タンクは昔の名残ベルト固定を模した飾りまで細部にまで妥協無きこだわりを感じる。
バイクを停める場所、光の照らされ方によっても七変化を繰り返すスラクストンに、すっかり陶酔してしまい。下手に降りれなくなってしまう、降りたが最後中々再出発出来ない。(お写真タイム突入)
間違いなく史上最も美しいバイクの1つでしょう。いや、今まで目にした中で最も美しい"物体"とも言える。
まだあります。
最近のパソコンみたいなバイクとは違う。もちろんパワーモードはレイン•ロード•スポーツの3つから選べるしトラクションコントロールも付いている。
しかし、ギアはクイックシフターじゃないし、サスセッティングもダイヤル式。6軸ナントカもついていないし構造自体は至ってシンプルだ。
股の下に巨大なエンジンがあり、リアタイヤが地面を蹴り、中央には笑顔の私がいる。
チェンジギアも逸品で気持ち良くクリックに入るのがとても気に入っている。1200ccエンジンを左手と左足で変速できるのであれば、これだけのパワーを肌で感じられるのであれば、クリックシフターなど無用だと気づくことでしょう。
ー総括
優美でパワフルでスリリングで大音量。
Rulu,TRIUMPH!
私にとって完全無欠の1台だ。
胸に手を置いて誓おうー
これ以上欲しいと思うバイクが思い当たらない。
手に入れられたことを誇りに思う。
正直に告白するならば、GPZ900の新型を待っていたかった。だが待たなくて正解だった。
4気筒至上主義。バイクはカスタムして"ナンボ"だと思っていた。
私を虜にしたのは…世界に名だたる日本のバイクメーカーのスズキでも、カワサキでもホンダでもヤマハでもない。
それはーかつて畏怖と羨望の眼差しを受け"世界を支配"しようとした北大西洋上に浮かぶ島国ー
大英帝国ほど悪事を働いた国はなく、大英帝国ほど魅力的な国はない。そんな偉大なる国で作られたこのバイクには、
走りにも、
ルックスにも、
何一つ妥協はない。
これを実現したのは数百年の歴史を誇るー
偉大な英国の技術です。
ドゥカティのような情熱や大胆さはないかもしれない、それは否定できない。
ーだがこう考えよう
情熱と大胆さがピサの斜塔を作った。
偉大な英国が作ったのは真っ直ぐにそびえ立つー
ーウェストミンスター寺院だー
Thank you for watching,Good night!:DDD